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へその緒地蔵尊

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故人田中ふみ子(母)の意思を大切にするために「慈母観世音菩薩のような心を持つ母親の会」を発足しました。

母は死去するとき、言い残した言葉に「幼くしてこの世を去っていった水子や幼児たちのために、お地蔵様を建ててくれといいました。」
母は生前上野原町港東地区を中心に助産婦として数々の子供さんの出産に立ち会ってきました。
時には、看護婦として人の命にかかわる世界で一生懸命働きつづけてその一生を終えました。

そうした、故人に対する恩返しを含めて、ここに「へその緒地蔵尊」を建立することを発願しました。
私(牛次郎覚心)が小学生の頃のことです。 学校で、先生から面白いことを教わりました。 「みんな、ヘソを見てみろ。」 突然、先生がそういって、一人ひとりにヘソを確認させました。 「ヘソのなかったものは手をあげて。」 当然、手をあげる者はいません。 「全員、ヘソはついているな?」 「はーい。」 「そうだ、ヘソがなかったらカエルだな。ところで、そのヘソっていうのは何のためについていると思う?」答えられる生徒はおりません。

「このヘソはだな・・・・あんまり触るとお腹が痛くなるから、もう手を放して・・・・実は、みんなが、お母さんのお腹の中に、赤ちゃんとして住んでいたときに、ご飯を食べる役目をしていたんだな。ご飯といっても、お米やパンやうどんのことではないよ。お母さんが、食事をする。その栄養が、ヘソのオというパイプを通って、みんなに伝わっていって、大きく育ったんだね。

だから、このヘソがなっかたら、みんなここに、生まれてきていなかったということなんだね。そうして、みんなが大人になったら、お父さんやお母さんになって、同じようにヘソから栄養を与えて、子供をつくってゆくんだね。逆に、みんなのお父さんや、お母さんも、おじいちゃんや、おばあちゃんの世話になって、ヘソから栄養をもらっていた。

そういうふうにして、人間というのは、大昔から、ヘソでつながっていきているんだ。これからも、ヘソでつながってゆくんだよ・・・これは大切なことなんだ。みんなは、何か苦しいときや、辛いことがあったら、そのことから逃げないで、まず、ヘソのことを考えなさい。自分にはヘソがある。それは、お父さん、お母さんがいて、兄弟がいる。そう思ったら勇気が湧いてくるぞ・・・・」

と宮本先生はいいました。

「心をこめた先祖供養」牛次郎覚心  より抜粋
私が6年になったとき、お母さんが「あなたにとってとっても大切なものを見せてあげる」
そういって引き出しの中から小さな箱をだした。
ふたを開けてみるとブタのしっぽみたいな物がはいってた。

「これ 何?」
「あなたの ヘソの緒」
「えっ わたしの! ヘソの緒!」
私はとてもびっくりしました。

お母さんは 「乾いてしまって小さくなったけどあなたと私は、 このヘソの緒でむすびついていたのよ!」
と教えてくれた。

私がまだお母さんのおなかん中にいるとき このヘソの緒をとおして 栄養分や酸素をもらってたんですって。
そんなこと信じられないくらい 小さく乾いているヘソの緒!
このヘソの緒で 私とお母さんは結ばれてたんだ。 それで私は生きてたんだ。 このヘソの緒がなかったら 私は生きていられなかったのだ。
そう思ったら これはとっても大切なものなんだと思われてきた。

「ヘソの緒とっておいてくれてありがとう お母さん!」 私はそういった。

6年 杉野美樹
 (1982年5月)
「ヘソの詩」 無着成恭  より抜粋
住職のはがき伝道

臨済宗 建長寺派 桜井山 真福寺

本堂内観

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