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はがき伝道  平成30年9月 359号 真福寺

 

「ひと手間」

 

「すべての仕事に『ひと手間』を加える。

その積み重ねが

他社にはできない付加価値に変わる」

と繊維商社「丸眞」の社長は言っている。

 

座学の知識も大事だが、

現場の実地から学ぶことが大事である。

現場に学ぶためには、

常在戦場の気持ちをもって

「ひと手間」の工夫を毎日考え、

トレーニングし、

日々、己事究明の精神を忘れず、

ひとつことに専心努力することである。

他人の話を聞いて

「そうだね」と思うだけでは

自己の能力向上は図れないのだ。

 

現場の本番一回を実施するために

事前の反復練習は

10~100回必要とする。

実践、考察、新しい思考による

発見の実践、実践の反省、事前の練習という

繰り返しの中で、

新しい気づきから

「ひと手間」の実践が生まれるのだ。

「ひと手間」の実践の失敗を恐れず、

改良、考察、再考察から生まれた

新たな「ひと手間」の実践をすることで

成功の方程式が生まれる。

 

事前のトレーニングを繰り返すためには

内面にそのことをすることが

「大好き」で「楽しい」という

感性の凄まじい内発的発動がなければ無理である。

 

今を生きていくための

「ひと手間」を考え、

実践していくことを楽しむことが

幸福成功の秘訣かもしれない。

 

物事の成功は久しく続けることが第一である。

続けなければ完成はないのである。

 

中国のことわざに

「道は近くとも、

行かなければ到達せず、

事は小さくても、

行わなければ成就しない」

とある。

成功を手に入れるにはゆっくりあきらめず、

愚直に研鑽努力することである。

「ひと手間」の努力を!