2026.06
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はがき伝道 2026年6月5日
はがき伝導 456号 一手
はがき伝道 令和8年5月 456号 真福寺
人生に置き直しの一手はない。
「若い時に流さぬ汗は
老いて涙となって出る」と
父はよく言った。
私は亜流、三流の人生を歩いてきた。
人のしたことのない方程式を
我流に発見し実践することに
生き甲斐を感ずる。
人生は全て自己責任である。
「長考一発 下手を打つ」と、
よく碁を打つ時に
思い知らされる。
あの手この手を考えて考えて、
一番悪い手を打ち、
総崩れしてしまうことがよくある。
真剣に生きれば生きるほど
失敗もダイナミックである。
その繰り返しをして、
75年が過ぎた。
真剣に生きるから
大声で笑えるのだと
今思っている。
改めて思う。
長寿の人生には
「人生置き直しの一手がない」
のである。
置き直しの一手を打つ人生は
必ず信用信頼を失う。
人生を駄目にする
魔法の絨毯を
歩いているようなものである。
人生にあの時の選択は
正しいか否かを思い出す時、
私はたとえ
大きな失敗をしても、
置き直して
もう一度改めて
やり直そうとは思っていない。
今、与えられたチャンスを生きる。
たとえ勝負に負けたとしても、
自分で選んだ一手に
くよくよせずに
打ち続けることしか
答えはないと思っている。
だから、
75年間の歩いた足跡が
今も鮮明に生き続けているのだと思う。
75歳の今、
チャンスのあらたな一手を見つけて
打ち続ける。
一手に全力を傾け集中する毎日である。
即今只今、
置き直しの一手、
無しである。
