はがき伝道 | 宗教法人 真福寺 | 山梨 お寺 水子供養 永代供養 ペット供養

はがき伝道

はがき伝道
  • はがき伝道 2021年12月16日

    はがき伝道 令和3年 12月 398号 真福寺

     

    「心に花を植えよう!」

     

    心に自分だけの

    花を咲かそうよ

     

    一人一人 違う人生

    一人一人 違う泣き笑い

    一人一人 一度しかない人生を生きてた私

    一人一人 心の花を植えて咲かそうよ

    一人一人 思い出してよ!

    一人一人 おぎゃーと生まれてきた私

    一人一人 父母のご縁がなければ私はいない

    一人一人 長い長い先祖が紡いできた

         命の絆の端っこに

         生まれてきた私

     

    一人一人 今しか生きられない私だから

    一人一人 今ここに、

         綺麗な花を心に植えて咲かそうよ!

         誰にも壊されない

         心の花園に!

     

    一人一人 心の花をいっぱいいっぱい咲かそう!

         笑顔が生まれる花園に

    一人一人 何もできない私でも

    一人一人 誰かにいじめられた私でも

    一人一人 誰かに踏みにじられない私の心に!

         誰にも荒らされない

         自由に咲くことのできる私の心に!

     

    一人一人 生きていることを大事にし、

         感動する幸せを感じる

         心の花を咲かそうよ!

     

    一人一人 一緒だよ!

     

     

     

     

  • はがき伝道 2021年11月29日

    はがき伝道 令和3年 11月 397号 真福寺

     

     

  • はがき伝道 2021年11月29日

    はがき伝道 令和3年 10月 396号 真福寺

     

    「つみかさね」

     

    坂村真民さんの詩

     

    一球一球のつみかさね

    一打一打のつみかさね

    一歩一歩のつみかさね

    一坐一坐のつみかさね

    一作一作のつみかさね

    一念一念のつみかさね

    つみかさねの上に花

    つみかさねの果てに熟する実

    それは美しく尊く

    真の光を放つ

     

     

     イベルメクチンの開発で

    ノーベル賞を受賞された

    北里大学名誉教授大村智博士は

    講演中に

    「積み重ね、

    積み重ねても、

    また積み重ね」

    という言葉を紹介しています。

    積み重ねても積み重ねても

    まだまだと思う。

    積み重ねの努力と

    研鑽の中で

    人は心を磨くことができる。

     

     私という人生を生き切る中で、

    全力投球して

    自己研鑽する努力の

    積み重ねが大事である。

    与えられた場所の

    選り好みをするのではなく。

    与えられた場所に

    心血を注ぎ、

    好きになりきることが

    結果として納得のある人生を

    生き切るということかもしれない。

    そんな人生を歩んでいた

    前途洋々たる人物が他界した。

    徳を積み重ね努力した

    守屋材木社長である

    守屋武様が令和3年8月27日に

    突然目前より消えて永眠した。

    あまりにも淋しく

    残念で仕方ない。

    唯々ご冥福をお祈りします。

     

     

  • はがき伝道 2021年9月5日

    はがき伝道 令和3年 9月 395号 真福寺

     

    「品を磨く」

     

     心を磨くことにより上品となる。

    新潟の片田舎で

    鋸(のこぎり)の目立て職人として、

    端整な仕上がりは一流と評判であった父の姿を

    幼少期から見ていた。

    作業場に座り、

    朝から夜まで

    黙々と鋸の歯に

    一つ一つ鑢(やすり)をかけている姿を

    目前で見ていた少年は

    やがて、2002年ノーベル化学賞を受賞する。

    それが田中耕一さんの幼少期の姿であった。

     

     誰もが不可能で夢物語と

    断言された研究を

    うまずたゆまず

    コツコツ地道に

    諦めずやり遂げた成果が

    ノーベル化学賞を受賞したのである。

    その研究を粘り強く

    やり通せたのも、

    父の仕事に対する一途な姿勢、

    家の大黒柱としての厳しさと優しさ、

    勤勉実直な生き方を

    幼少期に見ていた

    若き日々があったからである。

     

     親の仕事を通して、

    磨く品性がある。

    子供の将来に

    品性を伝授する。

    愚直にコツコツ

    自己研鑽することが

    心の品性を磨き、

    生きる感動を体感することになると

    私は思います。

    2年前に旅立った父の姿を思い出した。

    いかにまだまだ愚直さが足りないことを

    気づかされた今日である。

     

     イージーゴーイングは怪我の元。

    いつも地道に

    コツコツ

    自己を磨くことである。

    まだまだ、まだまだ、

    即今只今の、

    当所当所の

    毎日を送ることが大事である。

    匿名の言葉があふれ、

    自己の存在を隠しながら

    批判することが

    大道を闊歩する時代である。

    そこには品性を磨く

    個々の姿は見られない。

     

     

  • はがき伝道 2021年7月29日

    はがき伝道 令和3年 8月 394号 真福寺

     

     「蒔(ま)かぬ種は生えぬ」

     

     私の父は「蒔かぬ種は生えぬ」が口癖だった。

    小さい時にしつこいくらい語る父を見ては、

    幼心に父ちゃんは

    当たり前のことをよく言っているなと

    思っていたものです。

     

     70歳を過ぎて、

    改めて思うと、

    まことにすごいことを言っていたなと思う。

     

     内に向かって、

    心に種を蒔かねば、

    その平安の芽は生えぬ。

     

     外に向かっては

    生活のため、

    生きるための方策として、

    種を蒔かねば、

    困窮してしまう。

     

     平常心を保つためには、

    いつも内外に

    その人にあった、

    その人だけの種を蒔かねば、

    その人の心身ともに

    成長する芽は

    生えぬのである。

     

     不断の努力という種を蒔く。

    その人その人にあった

    生きた実感を体感できる

    幸福と平安を醸し出す芽が芽吹く。

    日々の慈愛の水をかけてやる。

    無理・絶望と思う雑草を抜いてやる、

    除草することで、

    幸せと希望の種はすくすくと

    成長すると思うのであります。

     

     「ただいま」と言って帰る家があり、

    「おかえりなさい」と言って迎えてくれる

    家族の団欒(だんらん)が人生の幸せだと思う。

    それも一つの帰家隠坐(きけおんざ)である。

     

     父去りて、

    気づく父の遺言かもしれない。

    早よ気づけ、

    人生は短いぞ、

    生きているうちに気づき、

    今からでも遅くない。

    お前の種を蒔かねば、

    いつになっても

    芽は生えぬぞと

    語りかけている。

    そんな気持ちになった今日この頃です。