はがき伝道 | 宗教法人 真福寺 | 山梨 お寺 水子供養 永代供養 ペット供養

はがき伝道

はがき伝道
  • はがき伝道 2025年8月22日

    はがき伝道 令和7年6月 445号 真福寺

     

     岩もあり、木の根もあれど

     さらさらと、たださらさらと水の流るる

                甲斐和里子先生

     

     竹 密不妨 流水過

     「竹 密にして流水の過ぐるを妨げず」

     

     竹の根がぴたりと生えていても

    水の流れを妨げるようなことはない。

    人間の一生も同じである。

    どんな人生を歩もうとも、

    時の流れを止めることはできない。

    竹が密集して生え揃っても

    水は悠々と流れ去って行く。

    山が大きく手を広げても、

    雲ははるか彼方に過ぎ去ってゆく。

    人生も同じである。

     

     縁と絆によって生かされているのである。

    縁と絆を断ち切って生きてゆこうと、

    縁や絆はいつもそばにいる。

     

     縁と絆を大事にすることが幸福を頂く人生となる。

    物理学者 佐野晴夫氏は

    「あなたのこれまでがあなたのこれからを

    決めるのではない。

    あなたのこれからが

    あなたのこれまでを決める」と言っている。

     

     自己の最善を自己の成長によって高め、

    他者に尽くしきることが大切である。

     

     何を信じ、何を大切にして生きてゆくか。

    そのことに気付くと

    人生の風景が一変する。

     

     春面々のこの頃である。

    桃や李は何も語らないが、

    春の感動を頂いてる。

    そんな人生を生きたい。

     

  • はがき伝道 2025年8月22日

    はがき伝道 令和7年5月 444号 真福寺

     

     勢いもし使い尽くさば 禍必ず至る

        法演禅師(1120年代の中国の禅師) 平成3年16号より

     

     力は使い切ってしまうものではなく、

    余計あるべきと説いている。

    何事もほどほどにが大事である。

    34年前に書いた文章を思い出した。

     

     令和7年(2025)4月、

    米国トランプ大統領の

    「関税応酬」による世界市場が混乱している。

     

     昭和20年(1945)に第二次世界大戦が終結して、

    米国は世界一の金持ちになった。

    金・ドル固定相場とする

    ブレトンウッズ体制が

    世界の経済を牽引することになる。

    日本は360円で1ドル交換の時代。

    そのお金持ちの米国が

    次第に貯金を使い込んでいく中で、

    26年後1971年に

    ニクソンショックにより変動相場となる。

    この時から

    360円で1ドルの交換が消えて、

    現在は1ドル140円から150円の交換比率になった。

    プラザ合意を経て、

    ついに米国が世界経済の守護者の任務を

    降りる結論を出したのが

    現在ではないかと思う。

    昭和20年より80年後の今

    米国は貯金を使い切った。

     

     明治維新1868年より

    終戦1945年までの77年間貯金した財産を

    終戦により喪失し、

    戦後の現代史は始まる。

     

     「勢い尽くすべからず」と

    900年前の祖法演禅師は語っている。

    繁栄の源は

    知恵を貯金することである。

     

  • はがき伝道 2025年4月16日

    はがき伝道 令和7年4月 443号 真福寺

     

     げんげんも 

     つつじも時と 

     咲きいでて

     佛生るる

     日に逢はんとや      

     

     子規

     

     4月6日朝、

    花まつり当日である。

    出席者から

    「中央道ETC障害で

    乗り降りレーンが閉鎖してしまって

    時間に間に合わないけど向かってます」

    という連絡が何人も来る。

    10時頃から雨になるようだという予報である。

    せっかく計画した“花まつり”が

    おじゃんかと思う気持ちでいっぱいになる。

     

     前日にもしものことを考えて

    本堂で“花まつり”をすることも準備していた。

     

     結果は本堂での開催となる。

     

     演者は東京からくるので

    ヒヤヒヤでした。

    本堂で“花まつり”が

    無事終わり会食をするころには

    晴天そのもの。

    なんやかんやと

    神様仏様にあそばれながら

    生き仏が楽しく遊ばせてもらった

    花まつりでした。

     

     今日令和7年4月6日の

    花まつり無事成功である。

     

     明治15年4月6日

    東光寺本堂焼失してより

    143年後の邂逅となった。

     

     そして世界は

    NY株2231ドル安の

    相互関税競争の開始の日である。

    世界史の令和の世界恐慌という

    分岐点となる日になるかもしれない一日に、

    生まれ生きる喜びを

    気心知れた方々と分かち合い、

    共に過ごす幸せを実感できたことは

    とても有難いことだった。

     

  • はがき伝道 2025年4月16日

    はがき伝道 令和7年3月 442号 真福寺

    祖禰社稷

    (そでいしゃしょく)

    敬神崇祖

    (けいしんすうそ)

    祖禰不了

    (そでいりょうぜずば)

    殃及児孫

    (わざわいしそんにおよぶ)

     

     古来より

    御先祖様の眠る

    お墓「祖禰(そでい)」と、

    五穀豊穣を祈る

    神社の「社稷(しゃしょく)」が尊敬され

    畏敬の念をもって大切にされました。

     

     昔は、今ある自分は

    天と地の間で

    生かされている存在であり、

    御先祖様の眠るお墓に

    「礼拝」お参りすることが

    当たり前だったのです。

     

     従容録「祖禰不了、殃及児孫」

    (祖禰りょうぜずば、

    「殃(わざわい)」児孫におよぶ)

    という言葉があります。

     

     御先祖様を

    蔑(ないがし)ろにすると、

    必ず子供たちに

    災いが及ぶから

    気をつけなさいという。

     

     春彼岸です。

    お墓参りをしましょう。

    御先祖様や両親家族親戚を

    大切にし幸福な生活を

    送っていきましょう。

     

  • はがき伝道 2025年4月16日

    はがき伝道 令和7年2月 441号 真福寺

     

    生きなおしの5年間

     

     これからの5年間は

    私の人生で新しい時代を見つめて

    「生きなおし」の残された時間とすることに決めた。

    私も70代半ばになった腰痛持ちで、

    昔のように無理がきかない歳になった。

     

     若き日の希望や

    人生の歩幅も限界があることを実感し、

    死というものが現実味をもってきた。

     

     今までの人生は

    人生として頑張った。

    しかし、死を目前にして

    あと残った人生を5年と計算して、

    これから天より預かった

    残りの5年間の時間を

    他人との関係やマスコミ含めて

    終活に振り回されない、

    家族の崩壊に振り回されない、

    病気に振り回されない

    自分ができる自分だけの存在を

    真剣に本気で生き切る

    「生きなおし」の時間に

    あてることを決意した。

     

     はがき伝道も

    あと5年間続ければ

    めでたく500号になる。

    自分の命の価値を

    最高にするためにも、

    磨き直す「生きなおし」の時間にする。

     

     誰しも死はくる。

    70過ぎれば生き甲斐を捨て、

    安楽な死を望んだり、

    絶望の渦の中で

    孤独に一人で

    何の生き甲斐もなく

    様々な不安だけを

    毎日思って生きることが

    多くなると思う。

    しかし、私はそんな死に向かう

    残りの5年間にしたくないのである。

     

     どんなに強がっても

    50年後は

    土の中に身を置くこと間違いなし。

    それが私である。

     

     オギャーと産まれて、

    ここまで生きてきた。

    あとの残った5年間、

    第二のオギャーの5年というところかな!

     

     自分で見つけるしかない。

    「生きなおし」である。

    畑で言えば、

    冬の天地返しである。

    生まれ変わって

    新しい春の花を見て、

    微笑むとき終活はいらない。