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はがき伝道

はがき伝道
  • はがき伝道 2022年2月19日

    はがき伝道 令和4年3月401号 真福寺 

     

    百万の典経(てんきょう)

    日下(にっか)の燈(ともしび)  

     円覚寺管長 今北洪川老師

     

    意味は

    「百万の経典を読んでも

    実行しなければ、

    お日様の下で

    蝋燭をともすようなもの、

    何の値もない」ということである。

    「古の道を聞いても唱えても

    わが行いにせずば甲斐なし」

    立派な教えを聞いても、

    また口で唱えても、

    実行しなければ

    何の値打ちもない。

    「実行の伴わない限り、

    いかなる名論卓絶も、

    書いた餅にひとしい」

    「今日一日の実行こそが

    人生のすべてである」

     

    尊い教えを

    日下の灯にしなかった人だけが、

    人生の成功と

    感動と喜びの実感という果実を

    手に入れられるのだと思う。

    練習すれば結果は出る。

    しかし、努力しても

    結果が出ないと、

    諦めるのは早すぎるのだ。

     

    ある父親は結果が出ない息子に向かって

    さらにこういった。

    「努力までは誰でもする。

    大事なのは

    努力の上に、

    辛抱という棒を立てる。

    その上に花が咲く」と。

     

    「東大医学部を目指していたが

    成績が上がらず、

    人を殺して死のうと思った」

    といって、

    大学入学共通試験初日、

    東大前の歩道で

    三人を刃物で刺した高校生がいる。

    「春の花が咲くために、

    冬という厳しい時代を

    辛抱して、

    耐えて

    花を咲かそうするのが

    努力である。」

    そのことを今の学問所は

    教えていないのだろうか。

    その知識は一杯頭に

    袋詰めにしているが、

    全体を俯瞰する

    知恵の行が

    欠落した学問所に

    なっているのではないだろうか。

     

  • はがき伝道 2022年2月19日

    はがき伝道 令和4年2月400号 真福寺

     

    ここまで来ました400号

     

    はがき伝道は

    平成2年10月に始まり、

    令和4年2月の今日まで

    32年間毎月発行しました。

    数量は当初は20枚くらいでした。

    今では、毎月2000枚を郵送しています。

     

    母の闘病と旅立ちが縁で始めた通信です。

    玉泉寺の柏さんが当時、

    光っさん、『書き始めたら10年やってみな!』と言った

    言葉が、32年間書き続けられた

    エネルギーになっている。

    つい最近の話である。

    光っさん、『あとは、死ぬまで書き続ける事だな!』

    オイオイと言うところである。

     

    毎月同じ原稿は書くまいと

    思い続けていくうちに、

    己の皮を少しずつはがしていることに

    気づきました。

     

    特に、平成26年4月の妻の旅立ちが

    引き金となって

    文面が変わり始めました。

    そして令和元年12月

    父との別れが新たな自分発見となりました。

     

    御宿の伊藤治昌博士、

    品川の冲永恵津子先生、

    画家の故友永マリ先生、

    中村ユミ先生とは、

    1号から400号まで

    通読して頂いています。

    多くの師匠、

    諸先輩に指導と理解を頂きながら

    今日まで来ました。

     

    両親の旅立ち、

    妻の旅立ち、

    多くの友人、

    師匠の旅立ちを、

    また世相の移り変わりを

    経験しながら、

    32年間のタイムマシンに乗って

    書き続けてきたような気がします。

    改めて、

    すべてのご縁に

    「ありがとう」の気持ちで一杯です。

    お陰様でもう少し

    書き続けていく勇気が湧いてきました。

    500号まで書き続けたい気持ちです。

    応援して下さい。

     

     

  • はがき伝道 2022年1月24日

    はがき伝道 令和4年1月399号 真福寺

     

    語る人貴し

    語るとも知らで

    からだで語る人

    さらに貴し

    導く人貴し

    導くとも知らで

    後ろ姿で導く人

    さらに貴し

    この境地に近づく

     

    安積得也氏 詩

     

     

    父が生前語っていた言葉です。

    安積得也氏の詩を

    語っていたんだと

    今回“致知”で知ることができた。

     

    よく父はたとえ話を

    ふらっと語った。

    96年の人生にあって、

    父と私は50年近く

    同じ所で寝泊まりしたことがない。

    ほとんど私は

    20代から50年近くを

    真福寺で生活し、

    父は東光寺で一生を過ごした。

    そんな親子でした。

     

    普段はぼろぼろの服を身にまとい、

    百姓やら彫刻やら

    作文やら作庭やらをする毎日で、

    近くの檀家さんと

    お茶話をする日々を送る姿しか

    思いつかない父でした。

    今思うに

    父と東光寺やらなんやらの会合で

    会ったりするときに

    こうした詩を語っていたの思い出す。

    聞くとは無しに、

    耳に残っているのが

    不思議である。

    生前の父の姿が

    鮮やかに蘇る思いで、

    この詩を読んでいる自分があった。

     

    令和4年に年が変わるこの一瞬に

    父の言葉が私の心を

    通り過ぎて行った。

    父の96年の人生の実践が

    そこにある。

    行は実践の積み重ねであり、

    毎日の発心の継続が

    大事であると

    改めて考えさせられる

    思いであった。

     

     

     

  • はがき伝道 2021年12月16日

    はがき伝道 令和3年 12月 398号 真福寺

     

    「心に花を植えよう!」

     

    心に自分だけの

    花を咲かそうよ

     

    一人一人 違う人生

    一人一人 違う泣き笑い

    一人一人 一度しかない人生を生きてた私

    一人一人 心の花を植えて咲かそうよ

    一人一人 思い出してよ!

    一人一人 おぎゃーと生まれてきた私

    一人一人 父母のご縁がなければ私はいない

    一人一人 長い長い先祖が紡いできた

         命の絆の端っこに

         生まれてきた私

     

    一人一人 今しか生きられない私だから

    一人一人 今ここに、

         綺麗な花を心に植えて咲かそうよ!

         誰にも壊されない

         心の花園に!

     

    一人一人 心の花をいっぱいいっぱい咲かそう!

         笑顔が生まれる花園に

    一人一人 何もできない私でも

    一人一人 誰かにいじめられた私でも

    一人一人 誰かに踏みにじられない私の心に!

         誰にも荒らされない

         自由に咲くことのできる私の心に!

     

    一人一人 生きていることを大事にし、

         感動する幸せを感じる

         心の花を咲かそうよ!

     

    一人一人 一緒だよ!

     

     

     

     

  • はがき伝道 2021年11月29日

    はがき伝道 令和3年 11月 397号 真福寺