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はがき伝道 415号 一輪一輪

  • はがき伝道 2023年4月15日

    はがき伝道 令和5年 3月 415号 真福寺

     

     一人一人がお浄土を飾っていく

     一輪一輪の花になる

    梯寳圓

     

     多くの植物は寒い冬の間、

    活動していない。

    しかし、寒さに耐えながら

    根や茎は養分を蓄え、

    種は次の芽を出す場所を求めて、

    潜龍のように力を蓄えて

    晴の日差しを待っているのです。

    自分の咲く時期を待って

    冬の時中を大事にすごしているのです。

     

     その準備するべき時に

    力を蓄える準備を怠った種は春至りても

    きれいな花を咲かせることができず

    一升を終わることもあるのです。

     

     冬の時期の水やりが

    次咲く花に大きく影響することは

    多々あります。

    人間も芽の出ない

    冬の時期があります。

     

     ゆっくり考え学び、

    もがき焦る心を静めて

    力を蓄える時があります。

    まさに人間にとっては

    冬の種の時期と考えることができます。

     

     いろいろなことを心で練り直すチャンスと思えば、

    静かに心を磨くことに

    専念すれば良いのです。

     

     「一人一人」「一輪一輪」にそれぞれにあった

    人生の花の咲く場所と時間が必ずあります。

     

     私に合った場所

    その私にとって

    たった一つの咲く場所です。

    大事に納得できる

    咲く花になるように、

    一生一回しかない人生を

    我が人生に悔い無しと

    言える人生の花を咲かせて

    終わりたいものです。

     

     一人一人、一輪一輪にしか

    巡り合えない

    お悟りのお浄土を

    招来する美しい花を咲かせましょう。

    笑顔で送れる人生の花を咲かせましょう。