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はがき伝道 2019年10月21日
はがき伝道 369号 生かす道楽
はがき伝道 令和元年7月 369号 真福寺
「生かす道楽」「殺す道楽」
「自分を『生かす道楽』にするか。
自分を『殺す道楽』にするかは、
あなた自身の生き方次第である」と、
カニ道楽創業者故今津芳雄氏が
秦啓一郎(社長)に語った言葉である。
自分を殺す道楽はせず、自分を生かす道楽をすることである。
社会や他人に喜んで頂きたい気持ちを大事に生きることが
自分を生かすことになる。
人の人生を殺す道楽、縁を殺す道楽、絆を殺す道楽は
結果自分に返ってくる。自分を殺す道楽になる。
つまり人を生かし、縁を生かし、絆を生かす生き方が
自分を「生かす道楽」になる。
本当に難しいことである。
山本有三は『路傍の石』の中で
「たったひとりしかいない自分を
たった一度しかない一生を
ほんとうに生かさなかったら
人間に生まれてきた甲斐がないじゃないか」
と言っている。
言葉にすることは容易いことである。
しかし実践は失敗だらけの人生になるほど
容易くはない。
一回きりの人生、やり直しのできない人生は
無理難題の連続である。
言い換えれば、
流水に文字を書くことを、
岩壁に文字を刻む覚悟でやる位でなければ
物事は成功しないのだ。
自分の判断の間違いは
時に人の人生を殺す道楽になることもある。
正しいと思っていた行動が
相手を傷つけることもある。
自分を「生かす道楽」を生きることは大変である。
できれば人の役に立ちながら
成長していく人間になりたいものである。
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