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はがき伝道 372号 人生は邂逅である

  • はがき伝道 2019年10月21日

    はがき伝道 令和元年10月 372号 真福寺

     

    「人生は邂逅である」【小林吉弥氏書より】

     

    「邂逅」とは人との出会いを指す。

    敵対せず、本当の話ができる友人の輪を広げたい。

    断然、人生は楽しく、それがどこかで結実し、

    道を拓いてくれることにつながるのだと

    思いたい。と書いてある。

     

    元衆議院副議長の渡部恒三氏は、

    「一度出会った人とは、生涯付き合う気構えできた。

    結局それが自分の最大の財産になっている。」

    と言っている。

     

    人が人である喜びを感ずることは、

    良き友、最上の尊敬できる師をもつことである。

     

    100万年位でつくられた新皮質に

    蓄積された知識の「盥」で泳ぐ人生より、

    38億年かけて蓄積された古脳のひびきを感ずる

    「盥」で泳ぐことができる人生を生きていくことが

    良き友、よき尊敬できる師に出会うことにつながると思う。

     

    そして、人生の達人の言葉や風情を体感できるまでに

    情熱をもって生きていきたいものである。

    そのためには、人は人との出会いで

    一生の明暗が決まることを肝に命じて、

    己事究明に徹することである。

     

    運命を生きる自由を引き受け、

    今あることを無理していやいやながら

    飲み込むのでなく、

    運命を納得して、受け入れて、

    飲み込むことが喜びの生き方になる。

     

    二項対立を一つとして受け入れて生きる。

    納得しにくい矛盾の問題をすべて

    迷わず納得して受容して飲み込むことである。

    それが結果として、

    笑顔の人生を送ることになる。

    生きてて良かった。

    生まれてきて良かったということになる。